将来の不安を無くす思考術

「死ぬ気で生きる」とは何かを教えてくれる小説 -『29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。』

何のために生きてるんだろう。

一体、どこで間違えたんだろう。

自分の人生に、価値はあるのか?

もう、消えてしまいたい- 

そんな、「生きる気力を無くしてしまった方」にオススメしたいのがコレ。

人と自分を比べてしまい、自分よりも短期間で成功を収めてる人や、自分よりも年下が活躍しているのを見て、「これまで自分なりにやって来たつもりだったけど、結局俺に価値はなかったんだ…」と、どん底にいた僕に、死ぬ気で生きることを教えてくれた小説。

29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。

ちなみにこの小説、実話です。

29歳女性、派遣社員。友達はゼロ。貯金もゼロ。

30歳を目前にして、貯蓄はゼロ。

生活はいつもぎりぎりで、貯金などできない。

毎日が不安で不安でたまらない。

一体私は何処で間違えてしまったのだろう…?

引用:29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (リンダブックス)

物語の主人公は、29歳、派遣社員のアマリさん。

会社で一緒にランチを食べる仲間は、社内の付き合いのみで、休日にどこかへ一緒に遊びに行くような友達はゼロ。

学生時代の友人も、結婚や子育てですっかり疎遠になっていて、連絡もほとんど取っていなかったようです。

さらに、派遣社員の安月給をやりくりしながら、ぎりぎりの生活を送る毎日。

そんなアマリさんの29歳の誕生日。

自宅である6畳1Kのアパート、必要最低限の家具だけ置いた殺風景な部屋で、アマリさんは一人で自分の誕生日を祝います。

誕生日ケーキは、コンビニで買ったいちごのショートケーキ。

しかし、いざケーキを食べようとしたとき、アマリさんはいちごを床に落としてしまいます。

「洗えばいける…。洗えばいける…。」

そう唱えながら、キッチンでいちごを洗おうとした時、アマリさんは自分のみじめさに気づきます。

落とした小さないちごを、必死になって食べようとしている、でっぷり太った自分。

今まで抑え込んでいた感情が溢れ出し、アマリさんはアパートの一室で、わんわんと涙を流します。

私には、何もない-

『余命1年』にしよう。そして、死ぬ前に『ラスベガス』に行こう-

死ぬ前に、ラスベガスへ行こう。

そうだ。どうせなら30歳になる直前、29歳最後の日を、めいっぱいこれ以上ないくらい派手に過ごして死にたい。

カジノで全てを失っても構わない。

人生の全てを賭けて勝負しよう。

そして、30歳で思い残すことなく命を絶とう。

(そう、私の余命は、あと1年だ!)

この日から、私の人生のカウントダウンがはじまった。

引用:29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (リンダブックス)

これまでの人生を振り返って、絶望的な気持ちになったアマリさん。

すっかり涙は枯れ、泣く気力すらもなくなっていました。

そんな放心状態の中、アマリさんは点けっぱなしのテレビをぼんやりと眺めます。

放送されていたのは、旅番組。

色んな外国の風景が流れていたのが、次の瞬間パッと切り替わります。

次に流れたのは、アメリカ・ラスベガス。

見たこともない豪勢な食事。

広大なアウトレットでのショッピング。

迫力満点のアトラクションやショー。

ポーカーやスロットマシンが眩く光り、「勝った!」「負けた!」と大騒ぎしているカジノ。

そんな煌びやかな世界に、アマリさんは「キレイ…」と惹かれていきます。

人間が思いつく限りの贅を尽くし、華やかさだけを突き詰めた世界。

どうせ死ぬのなら、一度でいい。

こんな馬鹿みたいにキラキラした世界で、これ以上ないくらいの一生分の贅沢をしてみたい。

今まで冴えない人生を送り、絶望していたアマリさんのとってのわずかな希望。

そしてアマリさんは、この29歳の誕生日の日、自分の余命をあと1年と決め、1年後ラスベガスで人生の全てを賭けるために、1年間を必死に生きていきます。

 -1年間、必死に足掻いて生きた。

楽しいこと、不思議なこと、辛いこと、幸せなこと…

たくさんの新鮮な驚きがあり、たくさんの感情を揺さぶられた。

人生でもっとも濃い一年だった。

引用:29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 (リンダブックス)

ここから先は、ネタバレになってしまうので少しだけ。

1年後にラスベガスで人生を賭けると決めてから、アマリさんを取り巻く環境は劇的に変化します。

資金稼ぎのために、本業の派遣社員と掛け持ちで、なんと水商売のバイトを始めたり、英語の勉強や、カジノで勝つための勉強なども、本当に寝る暇もなく毎日を過ごしていきます。

僕自身読んでて、「ヒエッ…いつ寝てんの?」って思いました笑

昼間は派遣社員、夜はホステス、空いた時間を見つけては英語やカジノの勉強。

睡眠時間は3~4時間。

とにかく1分1秒を全力で駆け抜けたアマリさん。

1年後、ついに念願叶ってラスベガスへ行く夢を叶えます。

その後は…小説を買って読んでみてくださいね!

死ぬ気で生きるとは、『何もかも取っ払って生きること』

この小説を読み終わってまず思ったのが、

「死ぬ気で生きるって、軽々しく口にしていいものじゃないな」ってこと。

死ぬ気で生きることっていうのは、つまりは「死を覚悟して生きること」なんですよね。日々の生活の中で、常に「死」を意識して生きている状態。

「いつ死んでもいい」と、常に思えている状態だと思うんです。

アマリさんが、余命1年を必死に足掻いて生きていく様子がまさにそれでした。

「どうせ未来のない人生だ。いつ死のうが構わない。けど、どうせ死ぬならラスベガスで人生を賭けてから死のう。」

そんな風に腹を決めて、『悩み』も、『将来の不安』も、『自分のダメさ』も、『しがらみ』も。

何もかも全て取っ払って生きることこそ、「死ぬ気で生きる」こと。

僕自身も、昔大学を中退して精神を病んでた時、「どうせ死ぬならやりたいことやってから死んでやる!」と一念発起して今があるので、この小説を読んでめっちゃ共感しました。もう共感するところしかなかった。

自分の人生に不安を感じている人。

絶望を感じている人。

そんな人に、全力でオススメしたい小説です。

葉山アマリさんの死ぬ気で生きた1年間は、きっと、あなたに役立つはずです。

ABOUT ME
まに / mani
まに / mani
『賢く、軽やかに生きる』がモットーの20歳夜間大学生。物を捨てまくって身軽に楽しく生きるために「ミニマリスト」になる。『働かなくても生きられる』を実現するため奮闘中。