夜間大学

貧乏でも大学に行けます。働きながら大卒が取れる「夜間大学」の特徴

高校生
高校生
大学に行きたいけど、うちにはお金がないから厳しいかも…
社会人
社会人
高卒で就職したけど、今からでも大学に行きたい。でも働きながらだと難しいのかな…

そう思って大学への進学を諦めてはいませんか?

実は、お金が無くても、働かなきゃいけなくても

僕
大学に行くことはできます!

現役夜間学部生の僕が、働きながら大卒が取れる「夜間大学」という選択肢をご紹介します。

toyokeizai.net

夜間大学とは?

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夜間学部(やかんがくぶ)とは、大学教育において、夜間の時間帯に授業を行うことを主とする学部をいう。文部科学省では、文部科学白書および「わが国の文教施策」において「夜間学部」と総称している。

引用:夜間学部 – Wikipedia

その名の通り、大学において「夜間に授業を行う学部」のことを

「夜間学部」と呼びます。

第二次世界大戦後、「働きながらも学びたい」という勤労学生のために多くの大学で設置されましたが、近年夜間学部は減少傾向にある様です。

この記事では都合上「夜間大学」「夜間学部」の2通りの表記をしますが、意味は同じですので、あまり難しく考えなくて大丈夫です。

授業の時間帯

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参照元:よくわかる夜間部基礎講座【その2 学生生活】|大学Times

基本的には、月~土曜日までの夜間に授業を受けることになります。

(僕の大学では18時〜21時の2コマ

が、大学によっては昼間部の授業を受けることも可能です。

詳しくは各大学に問い合わせてみてください。

僕
僕自身も昼間の講義と夜間の講義両方とも受講しましたが、授業の質に差を感じていません!

夜間大学のメリット

学費が安い

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参照元:よくわかる夜間部基礎講座【その3 学費・奨学金】|大学Times

まず一番のメリットがこれ。

国公立大学の学費と同じか、安い所だとそれ以下なんです!

例として2大学の学費を見てみましょう。

「東洋大学イブニングコース」の学費

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参照元:イブニングコース 学費 | 東洋大学 入試情報サイト

・初年度納入金:71.5万円
・2年時以降の納入金:53.5万円4年間の学費= 71.5万 +(53.5万 × 3年)= 合計 232万円

※ちなみに国公立大学の文系学部の学費が約240万です。(国立大学間で若干差はありますが)

僕
ほぼ国立大昼間部と同じですね!

「福岡大学商学部第二部」の学費

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参照元:学費・奨学金 | 福岡大学入試情報サイト

入学から卒業までに必要な納入金の合計を既に計算してくれているというこの親切設計。

・初年度納入金:約47万円
・2年時以降の納入金:約41.5万円4年間の学費= 47万 +(41.5万 × 3年)= 合計 171.5万円

東洋大学イブニングコースと比べると格段に安いです!

僕
60万円も安くなりました。

同じく福岡にある「九州産業大学経済学部夜間主コース」も、4年間の学費は約180万程なので、九州の夜間学部の学費は比較的安い傾向にあるみたいですね。

昼間部の授業も受けられる

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これは大学の制度によります。
フレックス制のように「昼間から夜間までの好きな講義を受けられる」ところもあれば、「夜間の授業しか取れない」というところもあるのではないでしょうか。

僕
僕の大学では、昼間の授業は取れるものの取得できる単位に上限があります。

制度は本当に大学によって様々ですので、一概には言えません…大学のホームページを参照してください。

 昼間部と同じ支援を受けられる

もちろん夜間学部と言えど「在校生」ですので、

大学の支援は昼間部と同様に受けることができます。

ただ、学生課や教務果などの事務窓口や、食堂・図書館には営業時間がありますよね。

僕の大学では事務窓口は夕方には閉まってしまい、大学に行っても既に閉まってる…という事態が起きます(笑)

ですが、夜間学部のために夜も営業してる事務窓口がきちんと設置されているので、大抵のことは夜間専用の事務窓口で解決できます。

ただ、夜間の事務窓口で解決できないことも多少あるので、その時は昼間の窓口へ行くしかありません。

そういった時間の問題以外は、特に昼間部との違いはありません。

 昼間の時間を有効活用できる

昼間は仕事をされている社会人の方は残念ながら例外なのですが、

夜間学部は1日に受けるコマ数が少ないため、自由に使える時間が多いです。

日中は、アルバイトをしたり資格の勉強趣味など、

学生によって時間の使い方は様々ですね。

ずっと家で寝てるという学生もいますが、僕としては、ちょっともったいないなぁと思ったり(笑)

大学によっては、夜間学部の学生を対象に大学の事務職員として働ける制度を設けているところもあります。

他にもこの自由な時間を使って有給の長期インターンをしたり、プログラミングを学んでフリーランスとして働いてみたりブログやアフィリエイトサイトを運営して稼いで見たりなど、様々な活動を行うことが可能です。

年齢層が幅広いのでクラスメイトから刺激を受けることも

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参照元:よくわかる夜間部基礎講座【その1 特徴】|大学Times

夜間ということもあって、学生の年齢層は幅広いです。

過半数は現役生ですが、20代もいれば中年の方まで様々です。

僕のとこでは企業で社長を務めてる人が講義を受けてたりもします。

ほとんどが高校新卒の現役生の昼間部とは違い、それぞれ違った人生を歩んできた人達が集まるため、ゼミや講義で意見交換する時は、今まで自分では考え付かなかったような面白い考え方に刺激を貰えますね。

就職率は昼間部と大差ない

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参照元:よくわかる夜間部基礎講座【その4 就職・進学】|大学Times

昼間部と夜間部で就職率はあまり変わりません。

若干夜間部の方が低いですが、昼間働いている人はどうしても就活に影響が出るので、差があるのはそのためかと。

「企業にとっては夜間はあまり良い印象じゃないのでは?」とよく聞きますが、夜間を敬遠する企業は無いとは言えません。

しかし、「夜間卒だから不採用」という企業は学歴しか見てませんのでこちらから

お断りしてやりましょう。就活では学歴や資格よりも「自分はどういう人間で」「入社して何をしたいか」「どう貢献できるか」を自分の経験・能力に沿って話せるかだと思いますよ。あとはその会社とマッチするかですね。

夜間の特徴の一つとしても、昼間部にはない「昼間の時間を有効活用できる」という大きなアドバンテージがあるので、その時間でスキルを身につけるなり何か活動をして成果を出すなりすれば、昼間部との間に差なんてもはや無いでしょう。

昼間は大学職員として働けることも

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先ほども話しました。

大学によっては大学の事務職員として働ける制度を設けているところがあります。

例えばこちらの福岡大学

www.fukuoka-u.ac.jp

昼間は大学の事務職員として働き、夜は授業を受けることができます。

大学が職場なので、「仕事が終わらず授業に間に合わない…」なんてことはまずありません。むしろ授業に遅れたら逆に怒られるのではないでしょうか(笑)

試験期間も大学がちゃんと学業を優先するように配慮してくれるようです。

夜間大学のデメリット

サークルやクラブ活動は昼間部ほど活発ではない

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参照元:よくわかる夜間部基礎講座【その2 学生生活】|大学Times

これも大学によりけりですが、昼間部ほどサークル活動は活発ではない様に思います。

僕も大学で見聞きした範囲でしか話せないのですが、少なくとも僕の大学ではサークルの数はかなり少ないです。

僕が入学当初入っていたサークルは講義が終わった後に活動があったので、朝帰りすることもありました。今は辞めてしまいましたが。

僕
僕は講義が終わってすぐ帰っても帰宅はいつも22時頃なので、サークルの活動に参加できる時間の余裕はありませんでした(笑)

夜が弱い人は、あまり夜間のサークルはオススメしません。

有職者なら尚更そんなことしてる場合ではありません。

一刻も早く寝て明日に備えてください(笑)

仕事との両立が少々大変

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有職者の方は学業との両立で苦労されることでしょう。

授業の開始が18時からなので、「定時であがれても間に合うかどうか分からない」といったところでしょうか 。毎日定時であがれればいいのですが、残業があると授業は欠席せざるを得ませんよね。職場の理解も必要になってきます。

ただ、夜間学部では「有職の学生もいる」ということは当然把握してるので、仕事でやむを得ず欠席してしまっても配慮してくれます。

夜間学部を設置している大学が少ない

近年夜間学部は減少傾向にあります。

なお、2002年度には103の大学で夜間学部が置かれていたが、2007年度には37大学減少して、国立26、公立5、私立35の計66大学になっている。

引用:夜間学部 – Wikipedia

5年で約1/3の夜間学部が廃止されています。

東京だと大学が乱立しているため、現在も何校か夜間学部を設置している大学があります。地方にも多少ありますが、大半の県には夜間学部はないようです。

もし自宅から通える範囲に夜間がないのであれば、通学圏内に引っ越すのは避けられないでしょう。

受けられるゼミは少ない

昼間部ほどゼミの数は多くありません。

むしろ昼間部の先生全員が夜間もゼミを開講していたら逆に怖いです(笑)

当然昼間部の学生数と夜間部の学生数の比率を考えれば、ゼミの数も相応に少なくなります。

最後に

夜間大学は「働きながら大学に通いたい人」「行きたい大学があるけど昼間部の学費は賄えない」という人にオススメです。

僕自身、昼間部の学費が賄えなかったのが理由で夜間を選びました。

しかし、入学前こそ「昼間の学費が払えないから」という消極的な理由で選んでましたが、入学して1年経った今では「最初から夜間に入るべきだったな」とまで思ってます。

昼間と比べても、授業や大学の制度・支援も昼間の学生と変わりないのに、学費は半額以下。現役入学の場合は、空いた昼間の時間はスキルアップをしたり有給インターンをしたりできますので昼間部より課外活動の幅はかなり広いと言えるでしょう。コストパフォーマンスは最強です。

現役生は夜間より普通に勉強頑張って国立大学に行けばいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。僕も大学4年間でかかる費用が変わらないのであれば、国立大学に行くことをオススメします。しかし、下宿が必要になって結局費用が嵩んだり実家から通えそうな国立大が超難関、私立の学費は払えそうにないなど、「夜間が一番安く通える」場合は僕は夜間を薦めます。

これから大学進学をお考えの方は、ぜひ「夜間大学」も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

それでは!

ABOUT ME
まに / mani
まに / mani
今どき珍しい大学「二部」に通う夜間大学生。大学にかける時間を減らし、昼間の空いた時間にプログラミングやデザインスキルで自分の価値を上げるため奮闘中。